

その5
2018年4月訪問
![]()  | 
         地すべりの余韻が冷めやらぬまま、また次の 現場に到着しました。 今度は地すべりではなく、土石流の範疇で しょうかね。  | 
      |
![]()  | 
         沢の寸前にはコンクリの蓋渠が。 後年増設でしょうね。当然ノーカウントです。  | 
      |
![]()  | 
         蓋をされた綺麗な水路が残されています。 この先でエラい事になっているとは到底思え ません。  | 
      |
![]()  | 
         水路の上から沢の少々下方を見ています。 コンクリ構造物、大小の岩、そして奥には無残 な状態のアレが…  | 
      |
![]()  | 
         振り返り。 水路は土石流により破壊された様子はありま せん。あそこからは鉄橋のはずですが…?  | 
      |
![]()  | 
         沢から谷底方面を見ます。 結構大きなカタマリが転がってますね… しかも岩は苔生しておらず、それなりに新しい 崩落に感じます。  | 
      |
![]()  | 
         そして! さっきから鉄骨が見え隠れしておりましたが… ついに橋梁然とした形で現れました!  | 
      |
![]()  | 
         角度を変えて。 おお!これはワーレントラス! この導水路2本目のワーレントラスが現れまし た!  | 
      |
![]() 第五水路橋(ワーレントラス橋なのに谷の名称分からず…) 振り返りで撮影しています。念のため。 谷はそんなに深くない感じですが、高延長だったためか、トラス橋になっていたようです。 しかしご覧の通りの土石流により崩壊、埋没してしまいました。 それでも元々の状態を何とか想像できる状態を保っております。  | 
      ||
![]()  | 
         凄惨な現場ですが、土石流なので被害が限定 的です。また元の水路が復活します。  | 
      |
![]()  | 
         !??? 突如おかしな物体が現れます。 煉瓦…アーチ???  | 
      |
![]()  | 
         おおおお… 何という絶妙な損壊具合でしょうか… この何もない空間にあったであろうアーチを 容易に想像できる状態です。  | 
      |
![]()  | 
         山側に3層の欠円アーチのカタマリが… そして…  | 
      |
![]()  | 
         谷側の… おおう…よくぞこれだけ生き残りました。 一体この場所に何があったのでしょうか。  | 
      |
![]()  | 
         反対側から。 おおお…谷側の煉瓦アーチが…ちょっと残って ます。 おそらく横断橋だとは思いますが、その大部分 が消失してしまっております。  | 
      |
![]()  | 
         なるほど。これは山崩れでしょうか。 地すべりとは異なり、水路が押し流されている 感じです。 で、横断橋の残骸はどこに…と谷に目をやる と…  | 
      |
![]() ぬおっ!? なんか丸ごと転がっとるがな!?  | 
      ||
![]()  | 
         …すごい… まんまではないにしても、結構な残り方をして おります。  | 
      |
![]()  | 
         おおおお… しかも結構な延長です。 こんなものが丸ごと転がってきたんでしょうか。  | 
      |
![]()  | 
         どうやったらこの状態を維持して転がってくる んでしょうか。 水路の方は結構粉砕しているんですが… 取り敢えずこれを、 第三横断橋 と致します。  | 
      |
![]() 遠目から振り返り。 何かすごい下まで転がって行ったイメージでしたが、ちょっとずれ落ちたぐらいの距離でしたw この画像を見ると、水路のすぐ上が地すべりを始めて、滑らない面に当たった水路が押し出されたような感じに見えますね。  | 
      ||
![]() もう少し引いて振り返り。 局所的に押し出されているのが分かります。やはり上部の地すべりによる押し流されのように見えます。  | 
      ||
![]()  | 
         何事もなかったように水路が続きます。 メリハリが効いてますなあ…  | 
      |
![]()  | 
         岩石を削って切通し。 山側は石積みを施しています。  | 
      |
![]()  | 
        少し崩落がある模様です。 | |
![]()  | 
         振り返り。 埋まっておりますが、水路はまだ押し出されて おりません。 横断橋の雰囲気もありません。通過します。  | 
      |
![]()  | 
         その先で… 不思議な光景に出くわします。  | 
      |
![]()  | 
         ??? 水路がまるで分岐するように真っ直ぐと左に 分岐しています。 左は少し突き出た状態で寸断。左への穴も 開いていません。寸断から先は谷底に真っ逆さ まです。 ナニコレ?  | 
      |
![]()  | 
         疑問を残したまま前進。 穴が見えてきました!  | 
      |
![]()  | 
         おお? コンクリだ… これは…横断橋?  | 
      |
![]()  | 
         …隧道ではないようです。 沢を越させる長めの横断橋のようです、が、 何故コンクリ?  | 
      |
![]()  | 
         鉄筋入りです。 明らかに往時のものではありません。 …何となくさっきの分岐水路が気になります。 もしや…  | 
      |
![]()  | 
         このコンクリ暗渠は完全に横断橋ですね。 越流工が施されています。  | 
      |
![]()  | 
         沢の上部にはまだまだ大小の岩がスタンバイ しています。  | 
      |
![]() そして!予想が的中します!こちら側にも分岐がありました。  | 
      ||
![]()  | 
         やはり右側に穴はありません。 右への分岐はなかったことにされています。  | 
      |
![]()  | 
         分岐から。 恐らく。こっちが初代水路です。  | 
      |
![]()  | 
         初代水路はやはり谷に向けて崖になってま す。  | 
      |
![]()  | 
         この対岸にも分岐水路が… 間違いないでしょう。ここには 水路橋 があった。はずです。 何らかの理由で水路橋が使えなくなり、鉄筋 コンクリートの横断橋を新設した。と思われま す。 旧豆尾谷水路橋 (旧第六水路橋) 新豆尾谷横断橋 (新第四横断橋) ということになりそうです。 悔やむべくは谷底をはっきり確認しなかったこ とです。鉄橋の残骸でもあれば確定なんですが ねえ…取り敢えず水路橋は仮定の話なので、豆 尾谷横断橋(第四横断橋)の方をカウントしてい きます。  | 
      |
![]()  | 
         その3終わりの第三隧道から、 その4で取り上げた第一横断橋、第二横断 橋、竹谷水路橋、今回のその5で取り上げた 第五水路橋、第三横断橋までが地図に掲載さ れております。 水路橋だったかもしれない豆尾谷横断橋は 地図に入りませんでしたんで、次に入れます。 地すべり地帯に沈んだと思われる明石谷水路 橋と、豆尾谷に水路橋があったのか、次回探索 の機会があれば調べてみたいですね。 以降 その6 に続く!  | 
      |